アパレルショップ販売員の日常

我朗です。あろうと読みます。ユナイテッドアローズ出身のアローです。TATRAS渋谷店 店長。アパレルショップ販売員歴9年目。

文芸坐という映画館

皆さま、お久しぶりです!

息子です🙋‍♂️

 

以前もブログに投稿した(https://arou.hatenablog.com/entry/2019/07/01/003144)

"池袋 文芸坐"という映画館。

 

現在はマルハンビルの中で、

姿を変えて営業しています。

 

当時の文芸坐には喫茶店が併設されており、若かりし父は作品を展示して頂いてました。

 

映画界に身を置く母も行きつけでした。

 

文芸坐の改装と共に、

惜しまれながら喫茶店も閉店。

 

映画人である母も、行きつけの喫茶店でした。

 

しかし当時のファンには嬉しいことに、文芸坐オーナーのご家族が今年、新たにカフェを開店されました!

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場所は池袋駅から乗り換えて数分の、護国寺駅もしくは雑司ヶ谷駅から徒歩10分ほど。

 

通りを進んでいくと、立派な門構えが見えてきます。

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こちら、文芸坐前オーナーの生家だそう。名のある料亭として営業されていましたが、建物の老朽化に伴い外装だけを残してマンションに。カフェはその1階に位置しています。
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門を通り過ぎ右に曲がると、先程の厳かな門とは対照的な爽やかな外装に目が覚めます。
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カフェ・むうむう

文芸坐前オーナーのあだ名だそうです。

当時の喫茶店には、俳優の故・緒形拳さんが描いた店名が飾られていたそうで。

 

カフェの看板は、緒形拳さんの御子息が描いたそうで。素敵な物語を感じます。
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そしてなんと、"父の描いた文芸坐"を展示して頂いております!父の作品以外にも、イラストレーター宮崎祐治さんの作品が。キネマ旬報等のイラストを描かれている方です。
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少々劣化しているため、修復が必要。

父の腕の見せ所です。

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カフェメニューには、当時の喫茶店で人気だったメニューが。
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父も懐かしい懐かしいと言いながら味わっていました。カレー、美味です。
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オムライスも、素朴でどこか懐かしい味わい。また食したいです。

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そしてお土産に、当時の喫茶店で使われていた、宮崎さんのイラストがプリントされたビアグラスを頂戴しました!宝物にします。

 

父のグッズも置いて頂けるとのことで、ご縁に恵まれていると心から感じます。

 

出会いに感謝です。

父と関わる全ての方々の優しさに感謝です。

 

人と人との出会いの貴重さ、

映画という文化の尊さ、

 

そんな思いに耽る息子でした。