文芸坐〜ある男女の物語〜
皆さま、こんばんは!
息子です。
本日はこちらについて…。
を使用したトートバックです。
BASEにて販売開始しております。
¥3,700です!
さて、池袋文芸坐は今は建物も変わり、
新文芸坐と言う名称に変わっています。
父が描いたこちらの文芸坐は2作目です。
渋くて趣きがあって私も大好きな作品です。
1作目は、旧文芸坐のオーナー様にお買い上げ頂いたとのこと。まだお持ちなんでしょうか。見てみたいです。
ここからは文芸坐にまつわるエピソードを。
私が大好きなエピソードを。
父は若い頃、文芸坐脇の喫茶店、その名も「文芸坐の喫茶店」に絵を展示して頂いてました。
20代前半でしょうか。
その喫茶店は作品の右下に描かれています。
母も時を同じくして、
ある夜、母は待ち合わせに遅れている友人と落ち合うために、喫茶店前のベンチに座っていたそうです。
するとそこへ酔っ払った父がやって来て、
何気なく会話が始まりました。
「絵を描いてるんです。そこに飾ってあります。」
そう父が言うので、
「今度見てみます。」
と母は返しました。
可愛らしい青年だと思ったらしいです。
住所を教えてくださいと父が言うので、
住所を交換してその日2人は別れました。
(住所の交換って僕ら世代には新鮮です…。)
後日、母は絵の感想を手紙で送りました。
父からの手紙には丁寧な文章で、酔っ払っていたことへの謝罪も書かれていたそうです。
そこから色々あり、
私が産まれることになります。
何だか、小説やドラマに出てきそうな物語だと思いませんか?
酔っ払っていても、自分が通う喫茶店に自分の絵が飾ってあることを伝えたかった父。
それを聞き、父の絵を見て素直に良いなと思って手紙を出した母。
喫茶店前のベンチが無ければ、今私はこうしてブログを書いていなかったかもしれません。
ロマンチックじゃないですか?
私からするとこの文芸坐を描いた作品は、
ものすごく物語性のある作品なんです。
大切な作品です。
1人でも多くの方に使って頂きたいです。
長文にお付き合いくださりありがとうございました。
タイトルは少しふざけました。
そしてそして、
近日中にクラウドファンディングに挑戦します。ご支援のほど、どうぞよろしくお願い致します!
息子
#文芸坐